木酢液とは何か、というと
炭を焼く際に、煙から採るものを分離したもののことで
PH3以下の強酸性、200種類以上の成分が
含まれていると言われています。
もちろん、人体に有害な物質も数多く含まれています。
「天然」だから「自然」だから
安心、安全などということは全くありません。
ふぐ、キノコ、トリカブト、アフラトキシン、
じゃがいもの芽の部分にも毒がありますよね。
さまざまな細菌が食中毒も起こします。
たくさんの、病原菌も自然にあります。
天然毒、自然毒はたくさん存在します。
自然のものだからやさしい、ということは
当然、ないのです。
天然物だから化学物質ではない、というのも間違いです。
木(竹)酢液の主成分は酢酸で、
その他には、メタノール、プロパノール、
エタノール、ヒドロキシアセトン、フルフラールなど、
更には、クレゾール、ホルムアルデヒト、ベンゼン、トルエン、
ベンツピレン、ピリジン、石炭酸、3・4−ベンゾピレン、
1・2・5・6−ジベンゾアントラセン、
3−メチルアルコールアンスレンと言った物質があるようです。
精製前木(竹)酢液に溶解しているタール成分は、
有害成分としてはクレゾールが主で、
その急性毒性は、
眼・皮膚、気道・消化器系粘膜の腐食があります。
致死量は成人で1〜10g、子供で50〜500mgです。
さらに、猫では。
皮膚にクレゾールが付くと、吸収され中毒症状を起こします。
http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-chudoku.html
化学物質等安全データシート(MSDS)
http://www.jaia-aroma.com/MSDS/msds06.pdf
また、クレゾールの濃度が低い場合でも、長時間吸収が続くと
慢性中毒を起こすことがあります。
国際化学物質安全性カード(ICSC)では、
「環境中に放出してはならない物質」に指定されています。
いずれにせよ、有害物質であることは間違いありません。
多くの木(竹)酢液販売業者サイトを見る限り、
成分に含まれる抗酸化作用のあるポリフェノールを持ち出したり
有害物質は製造時の煙は、ある一定温度であれば発生しないとか
精製や蒸留によって取り除かれている等、
有害なものが入っていないように書いていますが
「どんな成分が入っているか」すら、説明がつかないものなのに
有害成分が動物や環境に影響を及ぼさないレベルまで
取り去られていると言うことはできないはずです。
材料となる木の種類、また精製の仕方よって
木(竹)酢液の成分も変わってきます。
不純物が多く、内容が不確かなので、木(竹)酢液と
名付けられ呼ばれているものであり、
含有成分すら解明されていないものです。
精製されているものについても、
有害物質が含まれていることは簡単に予想できます。
含まれていないと断言することなど、
誰にもできないのではないでしょうか。
そして、それぞれの木(竹)酢液製品についての
成分分析がされているわけではありません。
製造ごとに成分が変わるようなものです。
木(竹)酢液の製造方法についてはこんなところ。
http://www.taikotec.co.jp/what/index.html