スタジオアルテの猫監督　ちびこの部屋

　ちび監督の腎不全闘病記

この闘病記は管理人のブログに掲載したものを少し
書き直した闘病の記録です。
といっても、当然彼女が書くわけではないので
人間の心の葛藤の記録かもしれません。

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2005年晩秋、その日ですら元気に見えた、
ちび監督が大変なことになっていた。

脱水症状、風邪ぎみ、腎・肝不全、尿毒症の疑い。

初診の日、小さな、ぼろぼろになってしまった体で、
大きな声で鳴きさけんだり、暴れたり、
睨んだりするちび監督と、
対照的に恐ろしく悪い血液検査の結果を診て
先生はびっくりされていた。

そう、先生も血液検査の結果を見るまでは、
入院させずに帰せるとお思いだったのですから。

とりあえずの皮下輸液処置の間、
症状について説明をしていて
それだけ吐いたのなら腎臓が悪いかも、と
血液検査をしたのでした。
その結果が、先生も予想だにしないほど
悪い数値だったのでした。

あと何時間か、病院に連れてくるのが遅ければ
ちび監督はお星様になってしまっていたことでしょう。
もしそうなってしまっていたら、どんなに謝っても
彼女は帰ってくるはずもありません。

毎日ずっと一緒にいて、こんなに体が悪かったことが
わかってやれなくて、悔やんでも悔やみきれませんが、
きっとどこかで同じようなことになる猫様も
いるだろうかと思い、そんな猫様が
少しでも減ったら、とも思います。

元気に見えても、そうでないこともあるのです。
そして、人に聞いたり調べたりするのも良いけれど
何よりプロである医者に見てもらうのが
何よりだということ。
私の失敗から、何かひとつでも生まれてきたらと
ちび監督の闘病の記録を書きました。


ふだんの監督。ぶひー