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ちびこの部屋

 ちび監督の腎不全闘病記


闘病記

はじめに

1.思えばこれが
 はじまりでした。

 2005/11/26

2.とにかく吐く
 2005/11/27

3.泡、そして病院へ
 2005/11/28

4.診察室
 2005/11/28

5.血液検査
 2005/11/28

6.入院
 2005/11/28

7.入院から一晩
 2005/11/29

8.入院2日目
 2005/11/30

9.入院3日目
 2005/12/1

10.入院4日目
 2005/12/2

11.退院の日
 2005/12/3

12.退院
 2005/12/3

13.帰還
 2005/12/3

14.退院から次の日
 2005/12/4


15.退院2日後
 2005/12/5

16.退院3日後
 2005/12/6

17.退院4日後        2005/12/7

18.退院5日後
 2005/12/8

19.退院6日後
 2005/12/9


20.退院1週間後
 2005/12/10

21.退院8日目
 2005/12/11


22.退院9日目
 2005/12/12

23.急性腎不全って
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7.入院から一晩明けて1日目
2005/11/29

昨晩はどうせ眠れないので猫の腎不全についての
サイトを一晩中、徘徊しながら、
自分が何かできないか考えていた。

食事はどんなものをあげたらいいのか、
お水はどうか、人間は他に何をすればいいのか、
いままでの生活にどんな問題があったか等等。

朝一で監督に会いに行く。
途中の道でも涙。
場合によってはお星様になってしまうかもしれないし
人工透析のように週に何日か病院に連れて行って
輸液をしないといけない体になってしまうかもしれない。

病院についてちび監督に会う。
昨日から500ccもの輸液をしたのに、
おしっこが出ないとのこと。
ちび監督のケージに寄ると、恨めしそうな顔で睨む。
でも観念している様子。
仏頂面でこっちを見るちび監督が見えた。

2mはなれたところで見るだけで、涙が溢れた。
これ以上近くに行ったら、こらえきれなくなって
ちび監督を不安にさせてしまうかもと思い
そばに寄ることもできなかった。

不安そうな顔が頭から離れない。
もし、腎機能が回復しなかったら・・・・

肝臓も悪いようなのだけれど
腎臓がよくならないと
肝臓のお薬が入れられないのだそうだ。
今のところはおしっこが出ないと、
どうにもならんとのことだった。

私やアトリエの人間が、ずっとちゃんと眠っていないし
ひどい顔だったようで、お友達が
お昼をごちそうしてくれた。

ありがたい。
おいしいお昼をいただいたら、
ちび監督のために何かをすることで
すこし元気が出る気がしたので
退院してくるはずの日のために
準備を始めることにした。

まずは昨晩からの続きで何をするべきか考える。

完全に回復して、暖かくなるまでは
ちび監督を外に出すのはやめることに。
実際、彼女は自由に外に出ていたから、
風邪をもらってしまうし
トイレもお庭の好きなところでしてしまうので
便の確認がきちんとできないのだ。
便の確認ができていれば
病気も発見しやすいはず。

でも、いままで自由に外に出ていたので、
ストレスを感じるかも・・・と考えて・・・。

ちびこは落ち葉が大好き。だから、
ちょうどたくさん落ちてきている、真っ赤な
お庭のもみじの葉っぱをたくさん集めて、
子供のプールみたいな、落ち葉プールを
作ることにした。
そうと決まったら落ち着いていられず、
アトリエの作業員たちでゴミ袋を持って落ち葉かき。

ごみ袋7個分の落ち葉が集まった。
湿っていてはカビるので、空き部屋に板をしいて
落ち葉をぶちまけて乾燥させる。

夜。もっとちび監督にとって
ストレスのない環境を考える。

私は家事・自分の身の回りのための時間以外は
ほとんど仕事をしている。
思い返してみても、リラックスしてだらだらする
そんな時間がない状態が何年も続いている。

ちび監督が過ごすアトリエの中は仕事場であるわけで
必死こいて細かい作業に集中している人たちの中で
きっちり整理整頓された部屋の中。

ちび監督がリラックスできていなかったのかも・・・
そう思えてきた。

人間の生活スタイルも、なんとかしないと。

8.入院2日目 2005/11/30


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